ケトコナゾールはどのような病気に効く?

ケトコナゾールについて説明する医師ケトコナゾールは真菌を殺菌するための薬です。
真菌とはカビの仲間ですが、その一種・白癬菌が足の皮膚に寄生すると足白癬、すなわち水虫になります。一般的な水虫は足に寄生する足白癬ですが、足の爪に侵入すると爪白癬と呼ばれます。爪白癬は爪水虫のことです。身体に寄生した場合は体部白癬です。足や爪・体部白癬などは真菌感染症の中でも皮膚真菌症に分類されます。
股間に寄生していんきんたむしになったり、頭に規制することで頭部しらくもとなることもあります。皮膚真菌症とは身体の表面に菌が留まることです。抗真菌作用のあるケトコナゾールで患部を清潔に保つことで治療します。ただ水虫でもそうですが、治療期間は長くかかります。毎日ケトコナゾールを塗り続けてエルゴステロールを主成分とする植物性細胞膜合成を阻害し、真菌の発育を抑制・阻止するしかありません。
ケトコナゾールは抗真菌作用が強く細胞膜合成阻害の働きがあり、それでいて使い続けることによるトラブルも少ないことから多く使われています。
治療期間は長いものの、ケトコナゾールによる治療は続けなければなりません。なぜなら治療を行なわない限りは真菌は繁殖を続け、決して自然治癒で治る病気ではないからです。
白癬菌は酵素・ケラチナーゼを出し皮膚の構成成分のケラチンというタンパク質を溶かしながらそれを食べて増殖していきます。爪や髪の毛・皮膚などどこも、このケラチンが多く含まれているからこそ発症しやすいのです。
人の細胞膜の成分はコレステロールですが、真菌の細胞膜はエルゴステロールです。ケトコナゾールはエルゴステロールが作られる過程を邪魔するとともに、コレステロールの働きに影響を及ぼすことがないからこそ安心安全な薬と言えるのです。
一番おすすめは風呂上りの塗布です。角質層が柔らかくなっているので薬剤がよく浸透します。特に足の水虫の場合、病巣部だけでなく足の裏からかかとまで広い範囲で薬を塗るようにしましょう。
たとえ自覚症状がなくなり改善したように思えても真菌はまだ残っている場合もあります。最低でも4週間は続けて治療するようにしましょう。皮膚のターンオーバーには4週間程度はかかると言われています。
それを過ぎても治療を継続することで再発が予防されるとも言われています。皮膚科医の指示に従い、自己判断で使用を中止することだけはやめましょう。食生活が乱れていたりストレスを感じたりしていると皮脂量が増え、皮脂を好物とする真菌は増殖します。
規則正しい生活やストレス解消も必要です。